それこそ…始皇帝のように…。
吐血してブッ倒れたい気持ちです…。
なぜかというと…
録画機器が不具合を起こして、『項羽と劉邦 King's War』の49話まるっと、と、
50話前半が録画できていなかったから…です。
なぜだッッ!?なぜに49話なんだよォォォーーー!!?
49話はなにより大切な回なのにーッ!(あくまで個人的に)
ちょっと泣こうかと思いましたが、もういいです。
いいんだ。
DVD買うもの。もう。
字幕で見直すもの。
【買え】というお告げなんだと思うこととして…。
チャンネル銀河さんは再放送してくれないし…。
いや…ガックリきました。
久しぶりに、心臓がギクッ!となった。
頼むぜ…録画機器…ほんとに…。
グッタリしてますが、本題に入ります。
9話のつづき。
えー、前半は秦組と劉邦組のお話でした。
後半も同じです。
巡幸の列。

何事もないように進んでいます。
始皇帝が崩御したけど……

轀輬車(おんりょうしゃ)の中では…趙高(ちょうこう)が、
「このことが外にもれたら、命はないぞ」
と、家臣を脅しています。
どうやら始皇帝の死を隠すつもりのようですね。

外には、始皇帝の末っ子の胡亥(こがい)や、
丞相の李斯(りし)がいますが、車には勝手に近づけません。
なにが起きてるのかは知らないまま。
さて趙高が「御膳(ごぜん)をもて」と言って始皇帝のごはんタイムを宣言したり、
陛下はあれこれを食べられた、とか、始皇帝が生きているかのように
外の人々に報告。

いよいよ、趙高が暴走しはじめました。
悪い顔で笑っております。いい顔だー。
なにをするつもりでしょうか?
…その頃。場所はかわって、芒碭山(ぼうとうざん)では。

みんなぐったりしています。
どうしたんですか??

水を飲め、と樊噲(はんかい)に介抱される曹無傷(そうむしょう)。
「兄弟…助けてくれ」
はい、みなさん、お腹がすきすぎて動けなくなっているのでした。
山に入ってはみたものの、手持ちの食料は早々につきてしまったようです。
曹無傷にどうにか肉を食わせてやろうということで…

劉邦を追いかけてきたトラが犠牲になったり……あああ…
(樊噲は肉屋が生業でした。あと、当時は犬の肉も普通に食用可でした)
劉邦は怒りかけますが、樊噲は肉をひと口も食べてないことや、曹無傷が
元気になったという話を聞いて、
「(曹無傷の)…様子を見てこよう」
仕方なかったこととして、仲間を気遣う、という態度。
仲間が飢えるのは大将の責任ですよ。
このままだといけませんが……。
また場所は戻って。
轀輬車の中で、趙高がひとり、寝かされたままの始皇帝に話しかけています。

「陛下もただの骸(むくろ)となられましたな」
とか言いながら、始皇帝の杯で酒を飲んでみたり、
不老長寿を求めながら、一方では自分の墓の建設を急ぐのは
滑稽でした、と笑ったり。
そうかと思えば。

「あなたなくして、どう生きればいいのか…」
泣き出してみたり。でも次には、詔書を読みかえして、
「これでは私が困りますぅ!」叫んだり。…情緒だいじょうぶか?
(趙高は始皇帝の庇護の下で力を持っていたので、北方から扶蘇(ふそ)が
一緒に戦っていた蒙恬(もうてん)将軍と戻ってくれば、権力を失うか、
最悪、殺されるかしか選択肢がありません)
趙高は、「生きてても死んでも私を苦しめるおつもりですかぁ!?」とヒステリックに
袖を振り回していましたが、
「宦官の私が、あなたのかわりに、しぶとく生き長らえましょう」
なんと、詔書の偽造を決意してしまいました。
さて、どう偽造するのかというと。まずは共犯者にするべき人間を選びます。
夜になってから、轀輬車に呼び出されたのは、この2人。

胡亥と、李斯です。
2人は中に入って初めて、始皇帝が死んでいることに気がつきます。
なんてことだ…!
ということで。

「父君ィィィィィィィーーーーーーーーーーーー!!!!」
まずは叫んじゃう胡亥!あわてて口をふさぐ趙高!笑
だけど、始皇帝の死をなぜ隠していたのか?李斯が問い詰めます。

「趙高殿、どういうつもりだ?」
趙高は、「ご崩御は、天地を揺るがす」
後継ぎもまだ決まっていないのに、と言って2人に詔書を見せます。
発表しようと言う胡亥に、「本当によろしいのですかぁ?」
どうやら、李斯は蒙恬将軍とは対立していたようで、扶蘇が即位すれば
もちろん李斯も職を失うか、最悪、殺されるだろう。
胡亥も、ほかに子供が20人もいるのに皇帝になることは出来ないだろう。
それなら、詔書を偽装して扶蘇を殺し、胡亥を2世皇帝にすればどうか?
趙高の企みに、まずは胡亥がひっかかります。
「趙高の言うとおりだぞ…!」

積極的に李斯を説得にかかってしまう。おいおい…。
焚書坑儒を止めなかったこともあるし、扶蘇にだって印象悪いだろう?
とはいえ、さすがに、こんな大それたことをしていいものか。
さすが李斯丞相。堅い表情でなかなか話にのりません。
すると、胡亥は大暴れ。
「どうしても皇帝の座につきたいのだぁーー!!」
声が大きいので趙高もあわあわです。
しかし訴えは続きます。止まらないよ胡亥は!て感じで、

「夢にまでみた皇帝の座だぁぁーーー!!」

「皇帝になるのをどれほど夢にみたことかぁーーー!!」(あうあう、手を動かして)
胡亥、おまえ…笑
この子はこれからどんどん面白くなっていくので注目です。
「隠し通せると思うのか!?」としぶっていた李斯ですが、最後には結局
この計画にのってしまいます。
自らの保身を優先させました。知らないぞー。

さて、翌朝。
轀輬車に呼ばれた李斯は、詔書の偽造を直接手伝わされます。

趙高の企みにのって…この先どうなるのかな?

罪悪感はある表情ですが、李斯は詔書を書いてしまいます。
始皇帝から扶蘇へ、まーいろいろダメな子だったから、自ら命をたて、
蒙恬将軍も同、という乱暴なもの。
あとは、胡亥を即位させる、というものですね。
詔書はさっそく北方に送られ、趙高の企みが動き始めます。
で、その頃。
山で飢えてる人々は、相変わらずのようです。
話しているのは、劉邦と盧綰(ろわん)。

「俺たち、死んじまうのかな…」
「人は死ぬもんだ。だがここで死ぬ気はない」
「アニキ、死にたくないよ」
「ばか。…だが何か、手を考えるしかないな…」
劉邦はみんなを集めます。どうするの??

「もう、奪うしかないな」
野盗宣言です!!
まぁ…そうなるか。
とはいえ、金持ちの家からしか盗らない、食料だけ奪って、人に怪我をさせないように。
そういう決まりごとを作ります。
「殺したらどうする!?」
と、劉邦が叫べば、みんな手をあげて、
「命でつぐなうーー!!」
不思議と統率はとれているみたいですね。
そう、うまくいくのかな??
ただの泥棒なら役人はほっとくが、殺しは捕まるから、殺すな。
殺したら、処罰する。
そんな決まりを作って、劉邦組はついに野盗へ転身したのでした。
やっぱり全然、ヒーロータイプの主人公にはなれない奴ですね。
というところで、9話はここまで。
ついに始皇帝が死んでしまって、秦組が忙しくなってきました。
胡亥がほんとに面白いので(かわいそうでもあるんですが)、
この先の出番にも注目していきたいですね。
次回は項羽も少し顔をだします。
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あーー長くなってしまいました。
新キャラとして特記するべきは特になし。ということで。
今回でさようなら、となりましたトラでも…。

ううう。深くは考えまい…。
あと、とんと姿を拝めていないこの方もついでに。

張良さま、元気にしてんのかなぁ~。
早く再登場してほしいです。