体調完全復活!!
うれしいから8話目の前半をやります。
ふと、前回の記事を読みなおしてみたら、ヒートアップしないように気をつけすぎて
韓信(かんしん)の登場シーンをサラリと書きすぎ!サラリとやりすぎ!
とか思ってしまいました。
私はこのドラマの中では韓信が1番すきなので!!
ちょっと今回は気合入れてご紹介できたら…!!
まだニートで何の活躍シーンもありませんが!
がんばれ韓信!
てか早く働いてくれ!どこでもいいから反乱軍にでも加わってくれ!
…ということで。項羽と劉邦 King's Warです。
第8集 『韓信の股くぐり』前回、王さんのお宅でお邪魔虫していた韓信。
王さんが「話がしたかった」というので、「何かあったのですか?」と聞きますが、
なんのこたない、ひどい世の中だって嘆いておられただけでした。
そこで、話は韓信のことに移ります。

どうも、韓信は先祖が貴族だから労役は免れるだろう、とのこと。
え?へー?そうなの!?そんな特典が!?
本人はといえば、
「私はまだ何の功績も立てていません。労役につくつもりなど、ありません」
……さ…さようで…。
だからといって、これからどうするんだ、と王さんに聞かれると、(まったくだぞ!)
「北方から馬を仕入れて、あれしてこれして(←かなり具体的な話をしています)
それでこうしたら、牧場がもてます!」
おお、いいじゃないか。壮大な計画だな。やったらいいなじゃいか!やったら…
「元手がありません。それに、どこで馬を買えばいいのかわかりません」
王さんは優しい人です。私がテレビの前で、ズコーッ、とかやっているあいだにも、
「それでは夢物語ではないか」と、ちゃんと答えてくれています。
でも韓信はほかにちゃんと志(こころざし!)があるのだとか。
それは何だと聞かれますが、「…まだわかりません」
王さんは、そうか、まだ人には言いたくないのだな、と理解してくれました。
…そうなの?
と思いつつ、場面は変わって。

川で娘さんたちが洗濯をされています。
寒そうだなぁ。
韓信はというと、

近くの木の根元に座り込んで、ぼーっと地面を見ています。
時々、「んーー、んー」、ブツブツ何か言っているような…。
きみきみ、こんなところで何をしているのかね?
ということで、娘さんのひとりが歩いてやってきました。

季桃(きとう)さん。
あ、前回、道で靴ひもとけてることを教えてくれた子ですね。
かわいいやんか。季桃さんは小さな果物を「あげる」と言って韓信に渡してくれました。
そのまま近くに座って、何を見てるの?
えー韓信はですね、ここで、半日も、蟻(アリ)を見ていたんですヨー。

「アリは興味深い」
とのこと。アリの行列の具合が、人間の戦と同じだ、と言っています。
韓信は年から年中、こうやって戦、軍略のことばっかり夢想しているようです。
しかしこの2ショットはかわいらしいですね。
この場面はずっとほのぼのしたBGMがかかっていてあったかいシーンだった…。
韓信は、「雨がふる。帰った方がいい」
「どうしてわかるの?占いができるの?」
「ああ、できるよ」
それなら占いで生計を立ててみてはどうですか??
という話ではない。
まーとにかく、韓信は気候にも詳しそう、ということですね。
気候も戦には必要な情報のひとつです。
てな感じで、優しい季桃さんは他の子に言われて帰っていきました。
帰りぎわにちゃんと「(果物をもって)ありがとう」、お礼も言ったし。
よかったな韓信!なんだかほっこりしたな!
…と、思いきや。

どこに行くかと思えば再び王さんの家。
「すみません、食事の時間に遅れてしまいました」
もちろん、奥さんには睨まれます。
「なんて厚かましいの」
まったくです、す、すみません…。
王さんの家も別に裕福なわけではないそうで、食い扶持が増えるだけで
ほんと辛い、とのこと。
韓信は、「残り物でもかまいません」とか言いますが、奥さんはもうけっこう
我慢の限界のようです。「これのこと?」と、机の上の皿をとると、
近くにいた犬にあげてしまう。
それでも、食べてる犬を見ながらぼんやり笑っていた韓信でしたが、
奥さん、犬に向かって、
「しっかり門番をしておくれ。犬のおまえならこの家を守ってくれるけど、
人に食べさせてやっても、余計なお金がかかるばかりで、ひとつも役には
立たないのだものねぇ」
これを聞いてさすがにションボリしてしまいます。
ぺこっと頭をさげて出て行くと、出口で王さんと会っちゃった。

「王さん、明日からは来ません」
お別れです。
厚かましさ…というか、そのへんの人の感情をくみとる能力がスコッと抜けたような
韓信ですが、でも王さんにはちゃんとお礼を言います。
「長いあいだ、本当にご迷惑をおかけしました」
王さんはそんなことないぞと言ってくれますが、「自分の進む道を考えたいのです」
と言ってお別れとなりました。
王さんは最後まで韓信を応援してくれて…い、いい人だな…。
「それでは、お元気で」
去っていく韓信。
どこに行くんでしょうか。
ニートはニートでも、項羽(こうう)のぼっちゃんとは話が違います。
この人は、本気で家もないし!本気で一銭も持ってない!のですが…。
(たしかお母様も亡くされて、家族もいないし…)

場所はかわって、淮陰(わいいん)の道ばた。
さてそこに、肉屋のいかついオッサンがいて、道の向こうをゆく季桃さんに見とれています。
「季桃さんだ。季桃さんだ」

商売そっちのけでこの笑顔。
季桃さん季桃さんうるさいので、季桃さんはどこか迷惑そうですが…。
すると、そことは筋の違う道ばたで、韓信が店を出しています。(!?)
は、働いてるのか!?
どうも手作りのワラの馬人形を売ってるようですが、木簡ばっかり読んで、
商売する気はゼロのようです。せっかくお客が来ても、
「あんたの言い値で売るよ」
とか言って相手になりません。おかげでひとつも売れてない様子。
うーん…

おっと、そこになんと季桃さんが来てくれました!
や~ほっとするなぁ。
ワラの馬を売ってるの?というような話をして、韓信もちょっと笑顔。
「この馬も走るよ」
とか言ってワラの馬を動かしてみたり。
いや、王さんのことで胃が痛かったとこだったんだ。季桃さんありがとう…。
韓信は季桃さんに馬を渡して「あげるよ」
季桃さんも笑顔です。
北方で馬を買って牧場を…とか言ってましたが、ワ、ワラの馬に
なったんだな。でも、いいじゃないの、季桃さんも喜んでるし。
(季桃さんのお友達は「ねぇ季桃、あれ、川にいた変な人よね?」とか
言ってはいましたが!)
と、さっきの肉屋のとこへ、子分のような奴らが走ってやって来ました。
例のアイツが、季桃さんにちょっかい出してやがる!
との報告。韓信は長剣をぶらさげて歩いているので(←目立つ)、
どうもよく知られてるみたいです。
チンピラ親分の肉屋は、季桃さんと聞いて黙っちゃいられません。
子分を引き連れて走りだす!

「アニキ!あそこです!」
……。
誰かを思い出しますね。笑
で、肉屋チンピラ団にかこまれる韓信でしたが…。
長くなりました…。
デジャヴュ…。
ひとまず前半ここまでと致します。
また3回に分かれそうな…気が。
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時間もないので、最後のつけ加えもまた次回。
そういえば、淮陰(わいいん)の場所もまだ地図に出してないですね。
次に出します。
淮陰(わいいん)も、東の海沿いに近い街です。やっぱり秦とは遠い場所。
というか、秦が大陸を支配するにはやっぱり西に寄りすぎているんですが。
交易のさかんな豊かな街だったそうです。
さて、家なし、金なし、あるのは志と、まだ発揮できてないからいくら言っても
むなしいだけの戦の才能だけ!!
韓信にいよいよ股くぐりが迫ります。