年末は、ちゃんとスケジュール調整したにも関わらず、
ズレたり押したりいろいろあって地獄の進行になってしまい、
今だにフラつくほど疲れが取れません。
いや~~まいった。
完全に限界突破しました。
今年はよくよく体調を崩してしまった…来年は運動とかしてしっかりします。
ということで、久しぶりに項羽と劉邦 King's Warです。
忙しかったり、史料本を読み込んだり時間がなくて全然進みませんでした。
あああ。
なんか書き方も微妙に忘れてたり。
えー、23話ですね。
前回は、范増おじいちゃんが仲間になったり、心くんを王に迎えたり、
劉邦は雍歯に裏切られたりしました。
なかなか大忙し。23話も盛りだくさんです。
体力がないので、今年は前半のみで。
第23集 『2つの出会い』さて、雍歯(ようし)が裏切ったという知らせを聞いた劉邦(りゅうほう)は、
みんなで沛県に戻ってきました。

もちろん雍歯は城門を閉めていますので中には入れません。
門の上にいる雍歯と怒鳴りあい。
「なんで裏切った!よくしてやっただろ!」(ほんとにな)
「沛県は今やオレのものだ!!」(調子にのってるねぇ)
おまえたちの家族は捕まえてる、兵も奪ったぞーと雍歯はやる気です。
劉邦も殴りこみたいところですが、今からは無理なので、
「ただじゃすまないからなー!」
捨てゼリフを吐いて引き上げていきました。
たぶん、前回落とした薜(せつ)あたりに行くのかな。

その頃。
立派な屋敷で誰かを待つ人が。

ハイ、このおじさんは宋義(そうぎ)。
えと、今までに出ていましたかね?覚えがないんですが。
それにしては唐突に登場したような…。
宋義は、元・楚の貴族です。おじさんが待っているのは、

奥の部屋から出てきた、この方。
………だれ??
見た目が変わってよくわからないことになってますが、この子です。

前回、項羽にかどわかされた心くん。
さっぱりしたな!(あとなんか老けたな!)
「どうだ?私は王らしく見えるか?」言いながら、その場でくる~っと回って見せます。
どうも、心くんを密かに保護していたのは宋義だったそうです。
宋義は、
「懐王、お帰りなさいませ。この日を待ち望んでおりました」
と言いつつ目をうるうる。
「そなたがいなければ死んでいただろう」
と返す心くんも、宋義には心を許している様子。
傍で支えてくれ。ということで、宋義もセットで仲間入りとなりました。

その後、外では項伯(こうはく)おじさんがお出迎え。
宋義とごちゃごちゃしゃべっていますが、何を言っているやらハッキリしません。
「軍規ではなく、これからは朝廷の規定に従うべきでしょう」
とか、
「項軍は、楚軍です」
とか、宋義が言っております。
これは、王というものを迎えたために起こる変化です。
今まではただの反乱軍であった項軍は、ただ軍規を定めて戦っていけば
よかったわけですが、王を迎え、それに貴族までくっついてきてしまったために、
政治が起こってしまいました。
項伯おじさんは調停役らしく、宋義と政治の駆け引きを始めたわけです。
やれやれ。

さて、ここでナレーションが入ります。
『項梁(こうりょう)は、ビシンを楚王に擁立。
各地の長老がこれを支持。貴族も戻ってきた。
ついに各地の勢力を統合、大軍のトップとなって、武信君と称した』
武信君(ぶしんくん)つーのは、なんですかね、官職かなにかでしょうか。
テキトーで申し訳ないですが、なんやかんやと名乗ってハクをつけるのは
大勢を統率するのには必要でしょう。
ただこの混乱した時期、あれやこれやとみなさん名乗りを変えるので
追っかけるのはやめます。キリがない。
で、心くんはキッチリ王になったので、これからは懐王(かいおう)と呼ぶこととします。

さー項軍は規模が大きくなった上に王だの貴族だのが集まって
動きにくくなってきました。
さっそくみなさん集まって会議しておりますが。
国の名前を決めようとか、旗の色を決めようとか言われて、
項羽ぼっちゃんは、このとおりのムッツリ顔。
「まったく、くだらん!」がまんできない!ということで大声だしちゃいます。
「もう7日間もどうでもいいことを議論している!秦は作戦で倒すのであって
旗の色で倒すのではありません!」
プリプリ怒ってそのまま出て行ってしまいます。
項羽はこういうことが嫌いそうですね。

項軍に面倒なお荷物が増えて項羽がプリプリしている頃、
劉邦は裏切りにより人数が減ってプリプリしていました。
兵の半分は寝返り、食料も城内ということで、長くはもたない状況です。
「なぜだ!なぜこうなったんだ!」ほんとになぁ…。雍歯に留守を任せたせいだと思うけど…。
プリプリ劉邦はもう突っ込もう!攻めてやる!と意気込みますが、
みんなの家族が人質になっている以上、それは得策ではないと
蕭何さまに止められます。

蕭何さまは、陳渉(ちんしょう)に文を出そうと提案。
<陳渉のために沛県を守ってきたが、雍歯が裏切った。
成敗のため兵を貸してほしい>
しかしこれだと、陳渉の傘下に入ることになるが…と言う蕭何さまに、
んなこたどうでもいい!と、劉邦は手を振ります。(せっかく芽生えた独立心が…)
そうだせっかくだから、ということで、そこら中の兵を持ってる奴に
「雍歯があんたらを悪く言っている」
とか言いまわって、兵を借りようとか言い出します。
相変わらずなりふり構わないタイプですね…。
やろう!さっそく準備しよう!と意気揚々、中へ入っていきました。

その頃、沛県の牢屋では。
せっせと劉邦家族にご飯を運んでいるのは、審食其(しんいき)。
「さ、食べてください」
と働きますが、「いらないわ」と呂雉(りょち)に言われたり、
「雍歯を殺して、あいつの首を沛公にもっていけばいい」とか、
「私たちを逃がして沛公のところに連れて行けば感謝される」とか
気合の入った呂雉に誘われて困ってしまいます。
「今は大人しくしてください」
時期ではない、という感じの審食其。
どうもいつまでも雍歯に味方するつもりではなさそうです。

その後、審食其は雍歯の元へ。
なんか、雍歯は機嫌がよくないうですが……。
というところで、前半はここまでです。
なんやかんや盛りだくさんで長くなってしまいました。
省略の仕方も忘れた…。
さー雍歯の機嫌が悪い理由は来年に!!
でもいろいろ起こってるようでいて、話はたいして進んでませんねぇ…。