雑記です。
項羽と劉邦やろうと思ってたんですが、時間がなくて。
ぼちぼち…時間できたらなんとか。
本題に入りますと、陳建一(ちんけんいち)さんについてです。
陳さんは、こちら。

かわいらしいな。
今はもうちっとお年をとられてると思われますが。
私は、陳さんについては、「よくみる中華料理の料理人さん」 くらいの認識でして、
そりゃお店がすごいとかくらいは知ってはいたんですが、陳さんが出演されていた
レジェンド料理番組
、『料理の鉄人』は、実家の決まりごとが厳しくて21時以降に
テレビを見られなかったのでほとんど見たことがありませんし、
ごはん系の知識は限りなくゼロに近いので、陳さんについて知る機会はありませんでした。

(黄色が陳さん。鹿賀丈史さん、マント似合いすぎ。笑)
ここまで前置き。
えー、今朝、仕事の前にテレビをつけると、BSプレミアムで、
プレミアムカフェ
「日本に四川料理・麻婆豆腐のおいしさを伝えた陳建民・建一親子」って番組をされてまして、ぼーーっと見てたら陳さんに惚れた、という出来事が
あったのでした。なんて素敵なおじさま…。
愛嬌があって、表情が豊かで、でも料理をしだすとやっぱ顔つきが変わったり。
よくしゃべるおかわいらしいおじさまでした。

こんな感じ。かわいい。
(写真参照/
こちら。陳さんのインタビュー記事で、ほかにも写真があります。
表情豊かなお写真が並んでおります。お人柄が見れるいい写真だなぁ)
さて、番組についてですが。
実はほんの15分くらいしか見ていません。仕事前だったもんで…。
いつか全部見たいなぁ。
内容は、お父様の故郷を訪れて~うんぬん。
ということだそうです。(陳さんはたしか東京生まれの2世)
お父様の故郷は段々の田んぼが美しい田舎でした。綺麗な風景だった…。
テレビをつけると、陳さんが中国のどこかのお店にいました。
四川料理店。大衆食堂くらいの規模に見えましたが、詳細はわかりません。
そこの裏で働く料理人や見習いの子が映され、生活模様を紹介。
すると、見習いの子の中に劉くん、という22歳の子がいまして。
(ジェット・リーのようなつぶらな瞳をした可愛らしい子だった)
劉くんは、14歳の時にご両親を亡くされて、それからずっと働いて生きてきたのだ
そうで、この店には入ったばかりか、1年くらいだったかな?
住み込みで働いているんだそうでした。
陳さんは厨房に入ってきて、劉くんに、料理を作ったことはまだないよね?とか
話かけます。(もちろん中国語で)
見習い期間は3年で、それまでは雑用をひたすらこなすのみだそうです。
陳さんは、
「きみに、父から教わった麻婆豆腐のつくり方を教えてあげよう」
と言って、「(劉くんが)着てるような白衣をかして」とささっと着替えて、
「豆腐はある?」さくさく準備にかかります。
この間、劉くんはずっとニコニコしていて、白衣を持ってきたり、
豆腐を持ってきたり、そわそわ陳さんのまわりで動いていて本当にかわいかった。
陳さんが、茹でた豆腐はやわらかくなるんだ、「さわってごらん」とか、
こうだよああだよと言ってる間にあっという間に麻婆豆腐は完成。
ということで、その場で、次は劉くんが作ることに。
厨房には働いている人がズラリ並んでいて、みんな見ています。
劉くんは、ちょっとテンパったひきつった表情で料理をするんですが、
まわりの人がああだこうだ言うので、陳さんが笑って、
「(カメラに向かって日本語で)みんながいろいろ言うから頭まっ白だよ!」
ワイワイ言いながら、劉くんは麻婆豆腐を作りおえて、みんなで食べたり。
なんだか素敵な風景でした。
その後、店が終わると、住み込みの劉くんは片付けをしたり包丁の練習をしたり。
劉くんはお店の椅子を並べて寝るのだそうで、陳さんと一緒に寝るときのように
椅子を並べてみたりしていました。
そわそわ動く劉くんに、「こっちに来て座って」と向かいに座った劉くんの生い立ちを
聞いたり、椅子で寝る劉くんに「父もそうだった」と話す陳さんはすごく優しかったです。
陳さんは最後に劉くんの両手をにぎって、顔を近づけて、
「ぼくは日本で料理を作る。きみは四川で料理を作る。これは同じことなんだよ」
というようなことを言って、一緒にがんばろう、と言うんでした。
えーー、わたしは、苦労しながらも懸命に生きる人、がんばる人、に
べらぼーー弱いです。
劉くんが豆腐を持ってきたりしてそわそわ嬉しそうなのを見た時点で号泣。
その後の陳さんの優しさに号泣。
なんて素敵な話だ。
(思い出すだけで泣けるーーーッッ!)
番組はだいぶ前のものの再放送だったかと思います。
今頃、劉くんはどうしているのかなぁ。
下働きで、まだなにもできないけどいつか料理人になりたい、と願っている時に、
あんなすごい料理人の人に、手をにぎってもらって、
「一緒にがんばろう」
みたいなことを言われたら、一生忘れないと思う。
料理人になれてるといいなぁ。
わたしは陳さんについては何も知らなかったんですが、
ああ、この人も苦労されたんだな…と感じられて、陳さんを一気に好きになりました。
「惚れた……」
号泣しながらつぶやく仕事前。
いい朝でした。
あーーいつか、陳さんの(今は息子さんが経営されてるらしいけど)お店で、
麻婆豆腐食べてみたいなぁーーっっ!!きっと泣く。
それまでは、自分で作って食べます。
最近だんだん辛いのに強くなってきたから、市販のものも辛口でOK!
まーとにかく、陳建一さんの人となりに惚れた。という。
そういうお話でした。
ご病気されていると聞いたような気がするのですが。
お元気でいてくださるとうれしい。
しかし四川料理食べたくなった。こんど、横浜にでも行こうかなぁ…。