6月になって映画館の営業が再開され、
映画生活も無事復活しました。
わたしはだいたい月に4本観れればヨシ、
くらいのペースで劇場に行っているのですが
6月はその通りに4本鑑賞。
ま、後半は忙しさが加速して1日2本で
やっつけてしまいましたが、基本は1日1本が
好きです。余韻にひたれるし。
(もとから在宅勤務なので家で観る旧作や
配信は数えないし記録もつけていません。
キリがないというか。
テキトーに観てるのもあるしで)
■映画はじめは
『デット・ドント・ダイ』
これについては前に感想を
ちょろっと書きましたので割愛。
変な監督だなぁ、次も楽しみです。
■2本目
『若草物語』
まったく意味を成さないクソダサ邦題は忘れて。
『Little Women』です。
原作は1868年、ルイーザ・メイ・オルコットの自伝的小説で、
これ最近新訳版がでて読みやすいと評判ですので、
よろしければ原作もどうぞ。
映画は。
グレタ・ガーウィグ監督の最高傑作でした。

原作本は時系列順に話が進みますが、
映画はその構成がぐちゃぐちゃになっていて
斬新でした。
(過去の映像作品はほぼ時系列そのまま)
出だしがNYで原稿を持って行って
採用されるところからだったのが
わたし的にドカーン!!ときてオープニングで
大号泣。
その後も過去と現在で関係のある物語が
つるべ打ちで展開され感動の嵐でした。
画づくりも素晴らしくて、監督の妥協のない
こだわりがひしひし伝わってすごかった。

あとキャスティングがすごい。
みんな世界とキャラにぴったりハマっていて
もう全員かわいい。最高。
シアーシャ・ローナンとティモシー・シャラメは
監督の前作でも共演しているからか
息がピッタリで2人でまくし立てるシーンの
距離感というか。感情の移り変わりがよかったなぁ。
(原作を読んだ時のローリーの印象と
シャラメくんが全然ちがったのでどんな感じかなと
思ったらこの世界にはどハマりしていてさすがやな、
と思いました)
はー…もっかい観たい。
■3本目
『コロンバス』
モダニズム建築の街コロンバスで
描かれる人々の交流を見守る映画。
いろんな建物を背景に少しずつ心が変化して
止まっていた時間が動き出すようなお話。
久しぶりの小規模映画でした。
渋谷のイメージフォーラムに初めて
行きましたが、とてもいい劇場で。
また行きたいなぁ。

主演の2人の会話シーンが多いのですが
この2人の空気感がよくて、うっとり見ていられた。
ジョン・チョウが韓国語で話すのはじめて見ました。
父親との確執があるにはあるんだけど、
複雑な心境をもてあましてる感じがとてもよかった。

昔からの知り合いの女性と、新しく出会ったケイシーと、
それぞれの立場で対話する中でだんだん心が動いて
固まっていく雰囲気が素晴らしかったです。
これはケイシーも同じで、同郷の男友だちと、
新しく出会ったジン(ジョン・チョウ)と対話しながら
少しずつ変化していく。
誰も決定的なことは言わないのに、
少しずつ動いていく心が美しかったです。
映画の評判を聞いた時「あー好きぽいなー」と
思ったけど大正解でした。
(日本の作品によくある決定的なことを
叫びあうみたいなシーンがとても苦手で。
「生身の人間がしゃべっとんのか、ほんとに」
と思ってしまう。直立不動で「こうなんだ!」みたいな
ことを叫ばないで欲しい)

あ、思わず愚痴ってしまった。
とにかくいい映画でした。とても好み。
奇妙な空気感をだす監督でした。
もともとドキュメンタリーを手がけていて、
これが長編デビュー作ということだったので、
次の作品が楽しみです。
日本で観られるといいな。
■4本目
『ドクター・ドリトル』

これ前と同じ現代版だったら
絶対観なかったんですが。笑
ちょっと昔の話になってたので。
はしゃぐダウニー観とくか、
くらいの軽い気持ちで行きました。
映画自体も軽かったので
心づもりとは合ってて楽に観られた。笑
主演のひとりハリー・コレットくんも
かわいかったし、真っ黒でニヤニヤしてる
マイケル・シーンさんもかわいかったし、
一応イギリス(だったと思う)が舞台(だったと思う)で
飛びかう英国英語を聞き取ろうとするには
ほどよい映画でした。
動物の吹き替えも豪華で「エマ・トンプソンだ~」とか、
そういう楽しみ方もあり。

まったくなにも期待していなかったのですが、
こういう動物たちのギャグがけっこう笑えて
(上のシーンで普通に「へへへ」って声出して
笑ってしまいました)
会話テンポもいいので楽しかったなぁ。
終盤のあたりからだんだんどうでもいい気分に
なっていってしまったんですが(疲れてて)、
冒険中は楽しく観ました。
やっぱり元が児童書だからそんなひどいことも
起きないし、お子さんと吹き替え版観るのもヨシ。
ではないでしょうか。
あ、これアントニオ・バンデラスか!わはは!
とかもあります。
ひとつだけ注意点があるとすれば
虫のトンボのアップが苦手な方はご注意を。
そんな感じです。
6月は『若草物語』と『コロンバス』が
大当たり。
「やっぱ映画好きよ~」と思えた
喜びがありました。
7月に入った途端にスマホが死んだり
絶対にしたくない徹夜をどうしてもしないと
いけなかったり踏んだり蹴ったりなのですが、
7月もいい映画が観られますように。
まだなにを観るか予定を立ててないので、
明日にでもしようかな。
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コイとのろい(読み切り)①
コイとのろい16p